AXCRアジアクロスカントリーラリー

2025.08.18

【速報】チーム三菱ラリーアート、ワークのCRAG T-GRABICⅡを装着したピックアップトラック『トライトン』でアジアクロスカントリーラリー2025 悲願の王座奪還達成!!

イメージ画像8月16日(土)、2025年アジアクロスカントリーラリー(AXCR)は最終日となるLEG8を迎え、パタヤ発着の総走行距離327.83kmで競技が行われました。競技区間(SS)は69.55kmと短距離ながら、総合首位であるチャヤポン・ヨーター選手と総合2番手の選手の差はわずか10分12秒。最後まで順位変動の可能性を秘めた緊張感あるステージでした。

首位のチャヤポン・ヨーター選手は、スタート前の移動区間で冷却系トラブルに見舞われるも、迅速な応急対応で無事スタート。安定した走りを見せ、2022年以来となる総合優勝を獲得しました。

田口勝彦選手はフラットダートで好走し、総合5位をキープ。小出一登選手も順位をひとつ上げて22位で完走。
チーム三菱ラリーアートは、目標としていた総合優勝を達成し、参戦した3台すべてが完走という成果を収めました。

選手・クルマ・チームの総合力を証明した今回のラリー。
多くの応援、ありがとうございました。

チーム三菱ラリーアート 118号車 小出一登選手(総合22位)のコメント
「チームの『優勝しかない』という緊張感のなか、クイックサポートという役割で参加しましたが、初日にリタイアするというやってはならない状況を作ってしまい、ずっと精神的に厳しいラリーでした。増岡総監督の期待に応えられなかったことも、すごく辛かったですね。チーム自体はチャヤポン選手が優勝できましたし、私自身も非常に貴重な経験を積むことができました。これを糧に、来年またチャレンジしたいと思います」

チーム三菱ラリーアート 105号車 田口勝彦選手(総合5位)のコメント
「順位は去年と一緒ですが、内容は今年の方が良かったと思います。我々クルーも進歩していて、ミスコースが半分以下になっていますし、SSベストタイムも獲れました。昨年と比べてクルマはかなり良くなっています。悪路の走破性や信頼性が上がっている点が、チャヤポン選手の安定したペースにもつながったのではないかと思います。今後も、トライトンの長所をさらに伸ばしていけば、来年もいい成績を狙えると思います」

イメージ画像チーム三菱ラリーアート 112号車 チャヤポン・ヨーター選手(総合優勝)のコメント
「色々なことがあった、大変なラリーでした。LEG5ではスタックしてしまったほか、最終日のスタート前にもトラブルがありました。ですが、こうして2年ぶりに優勝できたことを、とてもうれしく、誇りに思います。チーム三菱ラリーアートは素晴らしいチームワークを持っています。メンバー全員がきちんと役割を果たして、完璧なクルマを用意してくれたおかげです。来年は、ディフェンディングチャンピオンとして戻ってきます!」

イメージ画像チーム三菱ラリーアート総監督 増岡浩のコメント
「アジアクロスカントリーラリーにこれまで4回参戦して2勝、勝率5割に戻すことができたので、ひとまず今はホッとしているところです。昨年はすごく悔しい思いをして、チームの全員がそれをバネにして1年間頑張ってきました。その苦労が、やっと実になり本当にうれしいですし、チームワークの力で勝ち獲った勝利だと思います。今年は勝つことしか考えていなかったので、夢が叶って、とてもうれしいです。応援ありがとうございました」