その身に宿すは、ダイヤモンドの輝き。

ラグジュアリー。アメリカ西海岸に端を発し、瞬く間に世界を呑み込んだそのカスタム界のビッグウェーブは、主にスポーツ選手やアーティストといったたたき上げのセレブたちによって支持された。他を圧倒する大口径で、きらびやかなクロームに身を包んだホイールによって、エキセントリックなプレミアムカーたちを艶やかに飾り立てる。全盛期に特に喝采を受けたモデルたちは、純粋に華やかで、優越感をそそるシンプルな造形のものが中心だった。そんなラグジュアリーの潮流はもちろん、トレンドに敏感な日本へもあっという間に到達。当初はＵＳ由来のモデルたちに席巻されたのだが、その流れを大きく反転させたのが、2003年に誕生したＬＳだった。骨太で力感にあふれた造形と、日本ならではの緻密でトップクオリティなクロームメッキ処理との融合に、日本のラグジュアリー崇拝者はもちろん、世界の視線はクギヅケられた。シンプルでありながら、他を威圧するようなオーラときらびやかさに身を包んだＬＳは、誰もが一目を置く、ラグジュアリースタイルを牽引する象徴的なデザインホイールとして、カスタム界の歴史に名を刻んだのだ。そして時代は、流れた。セレブの証としてもてはやされたラグジュアリーは、今は少し趣を変えている。より熟成されて、より品格や風格に重きを置いた、ハイソサエティの象徴といったスタイルに、成長を遂げた感がある。それは純粋に、高級ホテルのエントランスや、レッドカーペットが似合いそうな装い。派手さとセレブ感とに特化したスタイルではなく、洗練された王者の風格が漂うスタイルへと、昇華されつつあるのだ。だからＬＳも、生まれ変わった。フェイスの造形はより緻密に、繊細に。ダイヤモンドをモチーフとした３Ｄ造形によって生まれる輝きは、本当のセレブだけが知り得る別世界を、ダイレクトに美しく反映したもの。ミリ単位のオーダーインセットも可能とするなど、贅の極みであるオーダーメイド要素を盛り込むなど、ファンクション面での大幅な進化も遂げられている。生まれ変わった新生ＬＳは、往年のような派手さや押しの強さだけで勝負するシリーズにはあらず。熟成を遂げた、次世代のＵＳラグジュアリースタイルを新たに牽引でき得るだけの華やかさと、それに相反する繊細さとを合わせ持った、ラグジュアリーを愛するオトナたちへ向けた贈り物。Made in Luxury. ラグジュアリーの未来は、ラグジュアリーから生まれ、ラグジュアリーの半歩先を開拓した、この新たなＬＳが築き上げる。