同時デビューの『GNOSIS RXS』が「動」の鋭さを放つならば、『GNOSIS RXM』は優美で深遠な「静」の世界観を湛えます。
テーマは、ブランドの根幹をなす「原点回帰」。伝統のメッシュデザインを現代の解釈で再構築し、複雑な装飾を削ぎ落としました。面と線が織りなす抑揚だけで魅せるその姿が、プレミアムカーの足元へ、色気と品格を静かにもたらします。

【「引き算」の美学が生んだ、新時代のメッシュ】

これまでのトレンドであった複雑怪奇なデザインへのアンチテーゼとして、GNOSIS(グノーシス)が出したもう一つの回答。それがRXMです。
奇をてらうのではなく、ホイールデザインの王道である「メッシュ」を、いかに現代的に、かつ美しく見せるか。そのために採用されたコンセプトが「究極の引き算」です。
装飾的な要素を削ぎ落とし、素性の良さを露わにすることで、Mercedes-BenzやBMW、LEXUSといった高級車が持つボディラインと調和する、飽きの来ない「真のシンプル」に到達しました。
【コンセプトは「原点回帰」「洗練」「究極の引き算」】
『GNOSIS RXM』は、以下の3つのキーワードをコンセプトの核としています。

• 原点回帰: GNOSIS(グノーシス)の原点である「ビレット鍛造風」の美しさに立ち返り、その魅力を現代的に昇華。

• 洗練: 近年の自動車が持つ「エコ」「クリーン」といったイメージに呼応する、洗練されたラインと面構成を追求。

• 究極の引き算: 過剰な装飾を排し、強度、メンテナンス性、そしてデザイン性という本質的な機能のバランスを徹底的に追求。

これらのコンセプトを具現化することで、車種を問わず、時代を超えて愛されるデザインを目指しました。
【柔らかな曲線と「Bebel(傾斜面)」が織りなす陰影】
GNOSIS RXMのデザインを特徴づけるのは、GNOSIS RXシリーズ共通言語「Bebel(傾斜面)」のエレガントな活用法です。

• 9交点メッシュレイアウト: 緻密でありながら繁雑さを感じさせない、計算された交点配置。

• 変化する表情: 窓ごとに外周部の面積を微妙に変化させることで、光の当たり方によって表情を変える、深みのある造形を実現しました。

あえてスポーク側面のアクセント(リブ)を排し、面構成の美しさだけで勝負する。その潔さが、洗練された高級感を醸し出します。
【窓ごとに揺らぐ表情。外周部面積の変化が産む「静かなる律動」。】
ディスク外周部(スポークとスポークの間の「窓」部分の縁、青色と紫色部)

通常、メッシュホイールの外周部は均一な円を描くのが一般的ですが、RXMではこの水色と紫の部分で、あえて傾斜面の面積や角度を交互に変化させています。
これにより、回転するリング部分に一定の規則的な「うねり」や「抑揚」が生まれます。スポーク側面をシンプルに仕上げた分、この外周部の微細な変化によって、単調になりがちなメッシュデザインに奥行きと視覚的なリズムを与えています。
一見シンプルに見えますが、光の当たり方で陰影が移ろう、計算し尽くされた大人の遊び心が隠されています。
【柔らかな傾斜、確かな剛性。】

GNOSIS RXS(2x5スポーク)が直線的で鋭い傾斜面を採用していたのに対し、GNOSIS RXMのこのオレンジ色の部分は、角のない「なだらかな曲線」を描いて奥へとつながっています。
この柔らかなアプローチにより、メッシュデザイン特有の複雑さを和らげ、「洗練」や「大人の色気」といったRXMのエレガントなキャラクターを決定づけています。
【デザインと剛性の共存。スポーク分岐部の「Bebel」アプローチ。】

ツインスポークが分岐する「股(また)」の奥まった部分に、垂直ではなく角度をつけた傾斜面(Bebel)を設けています。
これにより、スポークの付け根に奥行きと陰影が生まれ、のっぺりとなりがちな平面部分を立体的でシャープな印象に仕上げています。
【視線を奥へ誘う。なだらかな「落とし込み」の美学。】
GNOSIS RXSとは対照的にGNOSIS RXMはエレガントな仕立てを目指し、スポーク先端がリムに向かって滑らかに落ち込んでいくラインを採用。これにより、リムの深さが強調され、視覚的な奥行きと立体感を演出します。
【重量級EV時代を見据えた、妥協なき性能追求】
近年、バッテリー搭載による車両重量の増加が著しいEV(電気自動車)の普及により、ホイールに求められる耐荷重基準は年々厳しくなっています。単純に強度を上げれば重量が増し、デザインの自由度は損なわれる。
このジレンマに対し、開発チームは最新の解析技術や新たな鋳造法を駆使して挑戦。デザイン性を一切犠牲にすることなく、次世代の基準をクリアする強度確保に成功しました。

・22inch FR/SR JWL-P840KG(乗用車規格)をクリア
・21inch FR JWL-P840KG(乗用車規格)をクリア
・21inch SR JWL-P720KG(乗用車規格)をクリア
・20inch FR/SR JWL-P720KG(乗用車規格)をクリア
・19inch FR JWL-P720KG(乗用車規格)をクリア
FR=フルリバースリム  SR=ステップリム
【GNOSIS RXMがもたらす価値】
鋳造ディスクでありながら、いち早くブラッシュドフィニッシュを製品化したGNOSIS(グノーシス)ブランド。その伝統はGNOSIS RXMにも受け継がれています。
特殊P.C.D.やCOP(カスタムオーダープラン)への柔軟な対応力も健在で、オーナー一人ひとりのこだわりに寄り添います。
ターゲットは、Mercedes-Benz、BMW、AUDIといった輸入車、そしてLEXUSをはじめとする国産高級車。これらの車両が持つ本来の魅力を最大限に引き立てるのが『GNOSIS RXM』です。
「原点回帰」—この一言に集約されるGNOSIS RXMの哲学。それは、ただ過去に戻るのではなく、ブランドの核を見つめ直し、未来へと昇華させるという意志の表れです。

ブラッシュドフィニッシュの質感、ミリ単位で調整可能なインセット。
それら全てが、あなたの愛車を「完成」させるために用意されています。静かでありながら圧倒的な存在感を放つGNOSIS RXMは、成熟した大人のカスタマイズにこそ相応しい一本です。